アパレルの社割で服を安く買えるって本当?
アパレルショップで働くと自社ブランドが制服代わりになります。ただ、自社製品を無料で支給することはできないので社割制度を使ってショップスタッフに買ってもらうブランドが大半です。
社割とは、ショップスタッフがそのブランドの服を買うときに30〜70%くらい割引いて購入できる制度です。毎月のように服を買わないといけないので、社割制度がないとショップスタッフは大変ですよね。
アパレルの社割の割引率ってどれくらい?
会社によって割引率は大きく違ってきますが、だいたい定価の30〜70%割引で購入できるショップが多いです。服の単価が高ければ高いほど、割引率が高くなっている傾向があります。
セール品もさらにセール価格から40〜50%割引で買える会社もあり、かなり安く自社製品を購入できる機会もあります。
ただ、外資系の高級ブランドになると割引率が低くなる傾向があり、毎月購入すると赤字…なんてショップスタッフもいるとか…。入社前に社割制度について確認しておくべきですね。
姉妹ブランドの商品も社割で購入できる会社もあります。
自社ブランドだけでなく、姉妹ブランドの商品も社割で購入できる会社も増えてきています。この時の割引率も自社ブランドと同等です。
また、アウトレットの店員でもそのブランドのアウトレット製品じゃなく、新商品が欲しければ社割価格で購入できることもあります。
ただし、姉妹ブランドの服を店頭で着るのは禁止されているところが多いです。ショップスタッフは、いわばマネキンと同じですので、お客様が来店した時にあのショップスタッフが着ているから欲しいと思う人もいます。その時に自社ブランドを着ていないと、せっかく売れる服も売れなくなってしまいます。
社割で買った服はすぐに着れなくなることも…
社割で買ってその服を着て接客しようと思ってたら、その服が即完売してしまった。こんな場合、その服を着て接客はできないです。
もしお客様がショップスタッフが着ている服を欲しいと言われた時、その商品がすでに完売アイテムだったらお客様の購買意欲を落としてしまうことになります。
また、ワンシーズン前の服を着て接客することを禁止している会社もあります。会社は極力在庫を減らしたいので、今在庫のある商品を売り切るようにしないといけません。そうなると、ワンシーズン前の服を着て接客はできないですよね。
着れなくなった服はネットで売る人が多いそうです。
数回しか着ていないけど、もう着れなくなった服はネットオークションやフリマアプリを使って売っているショップスタッフが多いそうです。
その商品が即完売アイテムで需要があるものだと高値で売れることもあります。
手続きなど少し面倒ですが、お小遣い稼ぎになるし、タンスの整理にもなるので着れなくなった服はじゃんじゃん売ったほうがいいです。